仏壇のお手入れの基本

お仏壇はていねいに注意して取り扱うと十分に長持ちします。
しかし、直射日光や乾燥や湿気などの気温の変化に弱いため、直射日光の当たらない、風通しのよいところに置くことをお勧めしています。
また水や指紋などの後始末をおこたりますと傷みやすくなりますので、普段から不潔な手でさわったり、乱雑な取り扱いはしないように心がけることが大切です。

  • 手間のかからないコンパクトタイプ
  • お手入れ簡単シンプルタイプ

日々のお手入れ

日頃のお手入れは毛ばたきでやさしく埃を払うようにしましょう。金粉や金粉の部分は直接手で触れたり、布で拭かないようにしてください。 変色やはがれたりするコトがあります。また漆の部分は乾いた植物性(綿布など)の柔らかい布で軽く拭いて下さい。

弊社オリジナルお仏壇清掃の場合

費用:¥8,000~(作業時間:2時間)

【清掃の流れ】

  • ホコリ払い

    お仏壇専用の毛払いで軽くホコリを払います。

  • お湯拭き

    お湯で濡らした固くしぼったやわらかい布で拭き、すぐに乾いたやわらかい布で拭きます。

  • ワックス掛け

    最後にワックスをかけます。いっそう艶が出て色も深みも増します。

名古屋仏壇(金仏壇)の洗濯も承っております。

クリーニングの仕方

漆塗り部分のお手入れ
普段はほこりを払う程度で結構です。
べとつく感じがある時や艶がなくなってきたと感じるときは、お湯に浸した脱脂綿を固く絞り、丁寧に汚れをふき取った後、乾いた布でから拭きをしてください。
金箔や蒔絵部分のお手入れ
直接手で触れないように毛ハタキを使ってほこりを払います。
決して雑巾や布で拭いてはいけません。ぬれた雑巾等で拭けば簡単に金箔ははがれ落ちてしまいます。
また金箔は、手の油分や手のぬくもりを嫌い、素手で触れると後で変色してしまうので注意が必要です。もし指紋など油性のよごれを付けてしまった場合には、シリコンクロスや綿布などのやわらかい布でかるく拭き取るようにします。
木製仏具のお手入れ
お仏像やお位牌などの木製仏具や、内障子の桟にたまったほこりは、穂先のやわらかい小筆などで払う程度にします。
金箔部分などを痛めてしまいますので、注意が必要です。
金属仏具のお手入れ
真鍮製の仏具は、乾いた布でから拭きします。
指紋などが残ったままでいると、光沢がなくなってしまいますので、専用の洗浄液を使いお手入れします。
金メッキされたお仏具について
「灯籠」や「瓔珞」など金メッキされた仏具はのお手入れは、ほこりを払うだけです。金メッキを施した具足等は、柔らかい布でから拭きします。
唐木仏壇のお手入れ
漆や金箔が使用されていませんのでお手入れは比較的楽にできますが、雑巾などで拭くのではなく柔らかい布で丁寧に汚れを拭き取ります。
お線香やローソクの煙などによる汚れがひどい場合は、かたく絞った雑巾でふき取り、その後、から拭きします。
蝶番やかざり金具のお手入れ
蝶番やかざり金具の部分は塩分に弱いので、手をふれた場合は、布などで軽く拭き取ってください。
汚れてしまった場合は専用の洗浄液などで汚れをとってください。

長持ちのコツ

お仏壇は日常のちょっとした心遣いで永く美しさ保つ事ができます。

仏壇の換気

雨戸(外扉)や障子をいつ開け閉めするかに決まりはありませんが、日中は風通しを良くするために両方を開け、夜間は障子のみを閉めることが多いようです。

引出しの開閉について

取っ手の部分に指を入れ、本体側を傷つけないように、少し浮かせるようにして引き出します。
金箔部分や蒔絵部分には直接手を触れないように注意して下さい

洋ろうそくと和ろうそく

洋ろうそくには動物性の脂肪が含まれていますので、油煙でお仏壇が汚れやすくなることから、
できるだけ和ろうそくのご使用をおすすめしています。

仏壇・仏具・位牌の資料請求・お問合せは丸秀佛光堂へ TEL:052-332-0619